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ブログ現状回復。。。のリフォーム工事
リフォーム。
お客様の依頼には言葉にならない気持ち。
そんなのってあると思っています。
今回のリフォームがその事例。
私が依頼された時は壊れそうな軒先をなんとかし欲しい。でもお金はかけられないのです。
現場を見ると、びっくり!なんと玄関の軒が柱でなくプラスチックの古い樋で支えていました。
左右2本の柱が同じ高さではないので、庇は並行でなく左に大きく傾いています。
悲しいかな、お金をかければかなりいろいろな対応が考えられて、綺麗に治すのも出来ると思いますが
今回は予算が限られていたため、お客様の方もとりあえず『予算内で直してほしい』が最優先。
リノベで蘇る軒先ではなく。安全に使えるようにするリフォームの依頼という事ですね。
直すだけなら、角材で軒を支えて高さ調整すれば安全は確保出来ます。
だけど、長年使ってきた建物に補強の角材を使って仕上げるというのは、予算が限られていたとしても
お客様の依頼した気持ちの中には無かったようです。やはりこの古い家に相応しい建物に似合う補修を
希望されていました。
そこで、現場で大工さんと相談して考え現状の柱を活かした補修工事で建物全体のイメージは壊さない物で仕上げると説明して納得頂き
予算内で可能な物をイメージ写真でご説明して了承を得て着工となりました。
結果はこちら、
ホームセンターでコンクリートの束を購入。その高さに合わせて現場で腐った柱を切って
調整して合わせました。
左の柱が重症でしたが、右側の柱も腐りかけていたことともあり左右両方同じ束を使って
高さ調整。軒の傾き調整も行い何とか左右同じに見えるようにして完成しました。
リフォームは現場状況をいかに利用してお客様の御要望に合わせるのが難しいけど、面白いです。
2023年8月3日